妊娠中に看護師が気をつけるべきポイント
妊娠中はどのようなことに気をつけて働けばいいのでしょうか。看護師であるが故に気をつけるべきことを知っておきましょう。
まず妊娠初期に気をつけたいのが、タバコ、アルコール、ドラッグ、放射線です。
この中で妊娠中の看護師が気をつけなければいけないのが放射線でしょう。
妊娠していなくても防護エプロンは必須ですが、病院勤務中は不用意に放射線を浴びないよう注意する必要があります。
また、劇薬管理なども気をつけるべきポイントです。
初期のうちは周囲に妊娠していることを明かさないという人も多いでしょうが、気を使ってもらえるよう主任など現場のトップには報告しておくようにしましょう。
妊娠中期になるといわゆる「安定期」に入りますが、立ち仕事が多い看護師はここで油断してはいけません。
看護師の仕事はハードなので、一般的な妊婦さんよりも切迫早産や妊娠高血圧症のリスクが高いことを肝に銘じておく必要があるでしょう。
妊娠中期に入ったら、こまめに座って休むように習慣づけるようにしましょう。
休憩時間になったら横になる、足を上げるなどの体勢を取るようにすると休憩後の仕事がずいぶん楽になります。
看護師の仕事に夜勤はつきものですが、妊娠したら担当から外してもらえるよう上司に相談しましょう。
研究では週2日以上夜勤をこなすことで流産リスクが高くなることが分かっているため、場合によっては勤務形態を変えることも必要です。
また、感染にも気を配りましょう。自分が感染しなくても、赤ちゃんに影響することがあるため十分に注意しましょう。